2012年2月13日月曜日

2012.2.11 斉藤和義@日本武道館


昨年、あの未曾有の大震災が起きてからの様々なアーティスト、ミュージシャン達の活動には頭が下がるどころか尊敬の眼差しでその活動を見守っていた人、自分以外にも沢山いたのではないだろうか。

中には売名行為だと心無い事を言う人もいたらしいがホントの所はわからないにしろ、少しでも被災地の方の役に立っているのならそんなのどうでもいいじゃないか。
と思ったりしてました。

一般的には知名度の低いパンクバンドから大物演歌歌手などが様々な活動をする傍ら、多くのアーティストが国民の誰もが腹を立てていた政府や電力会社に怒りをぶつけ、曲にその思いを込めた。


そんな中、動画サイトに投稿され話題になった斉藤和義自身によるあの替え歌は後に発表されたどの反原発ソングなどよりも強烈なインパクトがあった。




少々前置きが長くなったが、この日は昨年10月12日に発売された通算15枚目のアルバム




「45stones」のツアーの東京初日であり建国記念日で武道館。

否が応でも高まる期待と様々な想像を膨らませながら開演を今か今かと待ってました。


18:05
大バコではお決まりのアナウンス
「間もなく開演しますのでお席をお離れの方は~」
の最後、
「それでは間もなく開演いたします。1曲目はWould You join me?」

とのアナウンスにどよめく場内。
すかさず緞帳が上がり新作からの軽快なロックンロールナンバーでライブスタート。

2曲目も新作から、「何がホントだ?、ウソばっかの大本営、それじゃ奴らと同じだ」と歌われる"桜ラプソディ"。
2曲目にして鳥肌全開、ビンビンでした。僕ちゃん。

お次は10年前のアルバム35stonesから"ささくれ"、"劇的な瞬間"を続けて披露。

いつも通り力の抜けた短いMCを挟みヒット曲"ずっと好きだった"。


去年の夏フェスではこの曲の後に続けて"ずっとウソだった"を歌うのが定番になっていたけどこの日は無し。


ギターからタンバリンとマラカスに持ち替え2分間のポップソング"グッドタイミング"。

「新しい太陽、次の百年、今がグッドタイミング」と歌われる10年前のこの曲はまさに今歌うべき曲だったのだろう。


次の曲に入る前に、これから歌う曲が出来た経緯を話す斉藤さん。

「震災が起きた日、ちょうどレコーディングしていて地震を体験しました。さすがにその日はそのまま解散したけど次の日レコーディングする事を決めて、その日の夜出来た曲です。それを新作の1曲目にしました。」

と言って歌われた"ウサギとカメ"は個人的に間違い無く斉藤和義の最高傑作だと思っている新作アルバムの中でも最も好きな曲。

歌詞が露骨過ぎて後から歌詞を書き直したと言う事だけど、それでも初めて聴いた時は全身が凍り着くような寒気を感じて涙腺が言う事聞かずに大変な事になりました。


よくラブソングなんて…
とか言う人がいるけど、'愛してる'などの直接的な表現を使わないこのラブソングはそんな人達にも受け入れられる事と信じたい。


そんな勝手な感情に浸っている三十路男の気持ちとは裏腹にまたしてもゆる~いMCを挟みピアノへ移動しメンバー紹介。

Gt.のキセル辻村兄、Bass.の隅倉さんにDr.の玉田さんは斉藤和義のライブではお馴染みのメンバー。
今回はその3人に加え
「極悪非道のバンドthe birthdayのギター」
と紹介されていたフジイケンジさん。


実は新生birthdayはまだ生で観た事無いのでフジイさんのギター初めて聴いたのだけど、フジイさん、めっちゃカッコ良かった。


ピアノに移ってからは"映画監督"、"わすれもの"そしてピアノ弾き語りで"雨宿り "を披露。

"わすれもの"はタメの効いた演奏の中でストレートでインパクト大な歌詞がよく際立っていて歌詞がよけい頭に残った。


アコギ弾き語りで優しく歌われた"虹が消えるまで"の後は鉄板ソング"歌うたいのバラッド"。

ライブでも何度も聴いた歌うたい~だけど、初めて聴いたアレンジで改めて良い曲だなと実感しました。


MCで松嶋菜々子さんからドラマで使っていたエプロンをもらったと自慢してそのエプロンを着けたまま歌った"やさしくなりたい"の後、今度はドラムへ移動。


ツインドラム編成になって2曲歌った後はドラムソロ合戦。


玉田さんが叩いた後に斉藤さんが真似して叩くその時間は会場中が笑いと驚きの連続だった。


斉藤さんがドラムから降り、玉田さんのそれまでとは比べ物にならない凄まじいテクニックが炸裂したドラムソロの後は、新作の中でも"ずっとウソだったの"あのテンションを更に加速させたかの様な原発推進派や政府に対するストレートな歌詞の"猿の惑星"と"オオカミ少年"。

"オオカミ少年"の途中ではずっとウソだった"の歌詞の1部分も飛び出してアクセル全開に。


勢いそのままに"Stick to fun! Tonight!"と"COME ON"で会場を盛り上げるだけ盛り上げ初期の大ヒット曲"歩いて帰ろう"では会場全体でシンガロング。
今でも不動の人気曲だ。


そして、シンプルな演奏とアレンジが並ぶ新作の中でも最もシンプルなR&Rナンバー"ボクと彼女のロックンロール"で本編終了。


短いインターバルを挟みメンバー再登場。


濃厚でブッとく力強いリフの"Are you ready?"、もうすぐ公開される映画の主題歌に決まっている"満男、飛ぶ"の後は、昨年豪華なミュージシャンが一堂に会し話題になったCMで歌われた誰もが知ってる"ドレミの歌"でお客さんを2つに分け会場全体で大合唱。

ラストは新作と同じく、曲の最後で「涙の終わり」と歌われる優しさと希望に満ち溢れたポジティブな曲"ギター"でこの日のライブを締めくくった。


全26曲。
ダレる事無く過ぎたアッと言う間の3時間でした。


ここ数年知名度がグイグイ上がって人気もセールス的にも絶好調な斉藤さん。

どんなに売れようが露出が多かろうが昔から変わらず言いたい事をはっきり言い、やりたい事をやるそのスタイルに改めて気づき好きになった新作でのツアーを体験して思ったのは、ロックンロールの持つ攻撃性や自由な発言の数々、そして演奏する事の楽しさ、それら1つ1つのピースを嫌味なく、押し付けがましさなども一切無くPOPSと言うパズルの中にカチッとはめ込み多くの人を魅了するその才能に改めて恐れ入った。

普通、何が普通かはわからんがアレだけ強烈な歌詞や言動を続けていたら「俺についてこーい!」みたいな感覚が起こるはずだけど、そうゆうの、一切無いですよね。

むしろ一般的にはラブソング歌ってる人って感覚しかないはず。


お手上げ、むしろバンザーイ。
な久々の単独公演でした。


デビュー当時から尊敬して止まないと言っていた忌野清志郎さんが生きていれば、アルバムかライブで共演していた事でしょう。


ちなみに、本日より特設サイトにて斉藤さんの所有するギターをオークションそるらしく、その売り上げ金で被災地にギターを沢山買ってプレゼントするみたい。


「だから高額で買ってね~」
と言ってたから買えないだろうけど、僕ちゃん入札します‼


お金に余裕のある方は是非。

うぅ、疲れた。


なんだか真面目過ぎるレポートだし好きな曲ばかりで殆どの曲を省略出来ずに長文になり過ぎたな。

最後まで読んで頂いた方、ありがとうございます。


では、以下セットリスト


1.Would you join me?
2.桜ラプソディ
3.ささくれ
4.劇的な瞬間
5.ずっと好きだった
6.グッドタイミング
7.ウサギとカメ
8.映画監督
9.わすれもの
10.雨宿り
11.虹が消えるまで
12.歌うたいのバラッド
13.おとな
14.やさしくなりたい
15.虹
16.罪な奴
17.猿の惑星
18.オオカミ中年
19.Stick to fun! Tonight!
20.COME ON!
21.歩いて帰ろう
22.ボクと彼女とロックンロール
eocore
23.Are you ready?
24.満男、飛ぶ
25.ドレミの歌
26.ギター

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