2012年2月17日金曜日

ゼロ年代の主役

音楽業界全般に言える事だけど、特にROCKの世界では昔から革新的なアルバムを作ったバンド、後世に多大なる影響を及ぼした様なバンドには必ずそのバンドの名前を使って「〜以降」なんて表現がよく使われる。
「STONE ROSES以降~」
「OASIS以降~」
「RADIOHEAD以降~」
そして
「NIRVANA以降~」
などなど。
2000年以降になると、2001年、当時デビュー前からロックンロールの救世主なんて話題になっていた生粋のNY出身バンドTHE STROKESが現れ、彼らのデビューアルバム



『Is This It』
は当時低迷していたロックシーンに風穴を開け、アメリカのヒットチャートを駆け上がった。
その勢いはアメリカに留まらず世界中の若者がギターを手に取り、多くのロックバンドが誕生する事となる。

ガレージ・ロック・リバイバルの幕開けだ。

そのムーヴメントの中での代表バンドや代表作なんかも紹介したいけどそれはまたいつか…。


数年は続いたブームの中、沢山の名盤や今でも活動を続けるバンドが多く誕生したのは事実だが、多くのバンドがデビューしては消えデビューしては消えると言う90年代後半のミクスチャー、ヘヴィロックブームの様にそのブームにも陰りが訪れる。


そんな中突如現れたのがイングランドはシェフィールド出身の4人組バンド"Arctic Monkeys"だ。
2001年、15歳にして初めて楽器を手にしたと言うメンバーが2005年リリースした1stシングル「I Bet You Look Good on the Dance Floor」は初登場で全英1位を獲得し続く2006年、満を時して発売した1stアルバム,



『Whatever People Say I Am, That's What I'm Not』
は同1位を獲得すると共に1
週間で4万枚を売り上げ各メディアは「OASIS以来の衝撃」とこぞって取り上げた。

この年、ブリット・アウォードを始め新人バンドが世界中の賞を独占した。


一躍時の人となったArctic Monkeysは勢いそのままに2007年、2ndアルバム『Favourite Worst Nightmare』を発売。全英1位、全米7位など、前作に引き続いて各国で大成功を収めると共に、英国最大のロックフェスであるグラストンベリー フェスティバルにヘッドライナーとして出演し、同年8月に開催されたサマーソニック'07の大トリに大抜擢され、サマーソニックにおいて史上最年少(21歳)・デビューから最速でのヘッドライナーとしての出演を果たした。


以降、現在まで4枚のアルバムを発表し、その勢いは衰えるどころか増すばかり。


Arctic Monkeys以降も大物と騒がれ今でも大活躍してるバンドは幾つもいるけど、彼らの次を担うようなバンドはまだ出て来ていないと思う。

まだ26歳。
これからが楽しみです。


個人的にはそれまでの軽快なロックンロールからストーナーロックへとシフトチェンジした3rdアルバム


『humbug』が1番好きです。
現在進行形、若手NO.1バンド。
興味のある方は是非。

"I Bet You Look Good On The Dancefloor"
from 1stAlbum



"Crying Lightning"
from 3rdAlbum

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